コラム

フィンランド旅5つ星ホテルで見つけた美学②

ヘルシンキ5つ星ホテルに一歩踏み入れた時感じた、何とも言えない「洗練された空間」。

一見シンプルなこの空間のどこに私の心は揺さぶられたのか、、、前回に引き続き紐解いてみたいと思います。

NHコレクション ヘルシンキ グランドハンサ

歴史的建築と現代的デザインの融合美

クラシカルな外観と対照的に、内部はモダンで高級感があり、それでいてシンプルな美しさを兼ね備えたインテリアに感動します。

右手にバーカウンター
左手にレストスペース
その境目にはエア暖炉で「くつろぎ」を象徴している
レストルームの奥にもゆったりくつろげるスペースを設けています
ドアを開けて正面には視線を引き付けるウェルカムオブジェ。アクセントカラーの赤が空間を引き立たせています。

点在するレストスペースの魅力的な演出

シンプルなインテリアは吐息として単調になってしまいます。しかし、点在するレストスペースがそれぞれ個性的なアートピースのようにデザインされています。それでもホテル全体がバラバラな印象にならないのは、ファブリックを魅力的で美しい生地選択するというコンセプトで統一されているからです。

渡り廊下のスペース
まるで絵画のようなデザイン!ベルベット生地のアクセントカラー
フロント前のスペース
抽象画のような複雑なファブリック。ライトで光り輝いています。

これらのファブリックによって、シンプルな空間に高級感を与え、コンクリートや鉄のパネルの存在感引き立たせています。

まとめ

全体の美しい印象は細部に至るデザインやコンセプトの精度によるもの。

また、異なる要素を統合する物の存在感、圧倒的な空間演出力、

この3つが織りなす「5つ星ホテルの美学」でした。

フィンランドで学んだホテルライクな空間をあなたの空間に提案します -catty design works-

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